ANAマイルの有効期限が迫ってきた。
約8000マイルほど手元に残ってしまっていて、直近で飛行機に乗る予定もない。
ANAのサイトを見てみると、マイレージは全日空オンラインショッピングでも使えるそうだ。
1マイル＝1円なのでやや損した気分になったが、これなら何もせずに失効するよりマシそうだ。
ちなみに航空会社チケットなら大体1マイル＝2円くらいの価値になるので、やはりマイルは航空チケットに
するのが一番だろう。ちなみにビジネスクラスならもっと価値は上がり、大体1マイル＝3円を超えてくる。
どうせならANA限定の商品がいいと思い、最も予算に近かった機内食にすることに決めた。
メンズファッションは欲しいものがなく、模型飛行機などもあってもしょうがない。
どうせなら生活の足しになるもの、食べ物を中心に考えてみた。
ワインも多数発売されているが、試飲できない以上やめておきたい。
ビジネスクラスの機内食セットはおいしそうだが、一食で予算を使い果たしてしまう。
ANAラウンジカレーでもよさそうだが、３キログラムも食べると飽きてしまう。
エコノミークラス用機内食セット これなら予算内で10食以上楽しめそうだ。
機内食は旅行の時の楽しみの一つで、いつもメニューを見つめては待ちきれない思いになる。
しかしながら最初見た時は売り切れ。かなり人気のようだ。
数日後、しつこく追いかけてくる広告をクリックすると、機内食の在庫がありになっているではないか。
即購入。中身は3種×4個の計12食を選択した。
・牛肉と茄子の煮込み クリームペンネ添え
・ビーフハンバーグステーキ
・タンドリーチキン風 サフランライス添え
全て冷凍で届けられる。レンジで温めるだけでOKだ。
あえてプラスチック容器に入れたまま食べてみても機内食気分が味わえる。
この曲がった文字の料理説明文からして、機内食気分が盛り上がる。
レビュー① 牛肉と茄子の煮込み クリームペンネ添え
薄切り牛肉と茄子がトマトソースで味付けされたものと、クリームパスタ風のマカロニが
一緒に入っている。牛肉は少し筋の部分もあるが、柔らかく煮込まれているので大丈夫だった、
クリームペンネも食感がしっかりしていて、隣の牛肉と絡めて食べてみても楽しめる。
レビュー② ビーフハンバーグステーキ
ジューシーで柔らかいハンバーグと、ライス、インゲン豆とポテトが少々だ。
ソースは赤ワインが効いていて、まるで高級フレンチのような香りが口に広がる。
とはいえ癖もなく、子供でも美味しく食べることができるだろう。
これがエコノミークラスで提供されるというのだから畏れ入る。
レビュー③ タンドリーチキン風 サフランライス添え
最も異国感を感じることができたのがこの一皿だ。
カレー風味の鶏肉とサフランライスの組み合わせは、普段の生活ではなかなか味わえない。
スパイスの香りが部屋中に広まる。飛行機内でもきっと同じことが起きるだろう。
ナスとピーマンの組み合わせもバランスが良く、食感も絶妙である。
全てを通してみてみると、高級なレストランでしか食べられない味ばかりで非常に良かった。
全体的に味は濃いめになっている。昔聞いたことのある話で、機内の気圧が下がると味覚が鈍るため、
機内食はわざと味を濃いめに作っているそうだ。
家で食べる分には、食パンと一緒に食べるくらいでちょうどいいくらいになった。
気をつけないといけないのがカロリーだ。一皿500kcalは当たり前にある。
マクドナルドのポテトMサイズで約400kcal、テリヤキバーガーで約490kcalあるので、
もしも2皿一気に食べたらそれだけで1000kcalに達してしまう。
家で食べるときは空港内外で歩き回っていたわけではないので、
もう一つが、電子レンジ調理にありがちな加熱ムラである。
食べすすめていると真ん中付近がまだ冷たく、温め直すことが何度もあった。
冷蔵庫で半日解凍してから温めるようにするようにした方がよさそうだ
電子レンジの性能による影響もあるとは思うが、その影響はなるべく小さくした方ががっかりしなくて済む。
またマイルの期限切れが近づけば買ってもいいと思う。飛行機好きの友人へのギフトにしてもいいだろう。
自分達で食べるよりも、友人家族が集まる場で出した方が会話の種にもなっていいかもしれない。
例えばお正月やお盆がいい機会だと思う。
他のラインナップで、この先魚料理や朝食メニューが出てきても面白いと思う。
今のラインナップは肉料理で離陸直後に出てくるディナーメニューだけだが、他の選択肢も増えれば
また買ってみたいと思う。でも、機内で映画やテレビを中断して食べるのが一番楽しめる気もする。
決してくつろげるとまではいかないエコノミークラスの座席で、目の前の食事に夢中になる時間が
心地よく感じたりするものである。
今まで機内食を残したことはないくらい、今は国内海外問わず機内食の質は高いものになっていると感じる。
一瞬で何十社の航空券見積もりを得ることができる現代社会においては、機内食の質も重要な要素だからだろう。
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